2008-06-06

編曲法の授業

私が現在大学で担当している授業の一つに「編曲法」があります。

教育現場や音楽療法の現場で使える編曲の技術を身につけることを目標とした授業で、3年生が履修します。


今週の課題は「ピアノ曲を『ソロ楽器とピアノ(二重奏)』に編曲する」というものでした。

毎年この課題は力作が揃います。

今年も、例年に負けず劣らずの力作が揃っていました。

ソロ楽器は何を選んでも良い事になっており、楽器を持っている人は持って来て演奏、持っていない場合はキーボードで代用して、全員の作品を授業時間内に演奏します。
自分の楽器を持ってくる学生が多い年は、授業がちょっとしたコンサートのようになります。



2年生で、和音付け、伴奏付け、簡単な二声部の合唱の編曲などをすでに勉強しているので、3年生のこの時期になると、学生それぞれが「こういう編曲がしたい」という明確なイメージを持つようになり、色々と個性的な作品が出てくるようになります。
また、少しでも良いものを作ろうと思っているのが、楽譜から伝わって来ます。

最初は和音付けすらままならなかった学生は、それがたった1年前のことだとは思えないほど良い作品を作るようになるし、元々こういうことが得意だった学生はそこでは決して満足せずに、もっと良い作品、もっとカッコいい編曲を目指して取り組んでいます。

毎週、編曲の課題を出すので、学生は1週間に1曲ずつ編曲作品を仕上げて行きます。
小さい編成や、短い曲の週もありますが、そうは言ってもかなりのハイペース。
課題の指示を出しながらも、みんな大変だろうなと思うのですが、こちらが見習わなければならないほどみんな頑張って仕上げています。



そして、私が楽しみにしているのは、何と言っても期末の最終の作品提出です。

2年生からの1年半に学んだ事の、いわば集大成とも言える作品は音源を紹介できないのが残念なくらいステキな作品が毎年提出されます。

前期も半分が過ぎました。
最後の作品が良いものになるように、あと2ヶ月頑張って欲しいと思います。
スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

授業内容に興味津々

私はもろ文系でしたので、音楽系の授業は中学校まで(高校では選択しませんでしたし・・・)。

ましてや大学の授業ではどんな風に授業が行われているのかは
まったく未知の世界です。

わかりやすい説明ありがとう!

kim-nagamachiさん

あまり、反響が無いだろうと自己満足で書いたエントリーでしたが、楽しんでいただいてありがとうございます。
考えてみたら私は音楽大学出身ですから、私にとってはあれこれと当たり前の授業も、芸術関係の大学ではないところで学生生活を送られた方には色々と不思議な事もあるのかもしれませんね。

また、別の授業のこともおいおい書いて行きますね!
プロフィール

りか♪

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。2015年Iron Composer Conpetition(アメリカ)第3位。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学准教授、金城学院大学(名古屋)、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
ブログよりはマメに呟いています。
(スクロールできます)