2016-10-05

松山讃歌「わたしのまつやま」と新しい校歌(1)

(長くなるので、何回かにわけます)

10月1日と2日に仕事で山形県の旧・松山町(現・酒田市)に行って来ました。
目的は第30回ブラスアンサンブルフェスタです。

ところで、8月にも一度、松山に行きました。
今回の松山行きも、それに関連あるものです。


この仕事は、山形県酒田市の松山地区(旧・飽海郡松山町)にある3つの小学校の閉校と1つの小学校新設に関わるものです。
子どもが減り、小学校の児童数が減り、学校を統廃合するという、あちこちで聞く話ですが、この松山地区もついに3つの小学校を閉校し新しい小学校を作る事となりました。
大変嬉しい事に、新しい小学校の校歌の作曲の委嘱を受けました。

でも、和歌山で生まれ育ち、その後は名古屋、東京、金沢と住んでいる私に、どうして山形の小学校からの委嘱?と思われる方も多いかもしれません。
この、松山町は、2005年に酒田市と合併、新しい酒田市の一部となり消滅しました。
町がなくなる数年前、私は1つの以来を受けました。

「数年後に山形県の松山町が合併でなくなる。たいてい、記念碑を作ったりするのだろうが、文化を残したい。なくなるとわかっている町の「町の歌」を作りたい」

というものでした。

歌詞は、広く町民から募集。
当時中学生だった石川里美さんの詩が選ばれ、私がそれに曲をつけて「松山讃歌『わたしのまつやま』」が完成しました。

お披露目の公演があり、その後何かにつけて、演奏していただいてました。
そして、5時の防災無線では、「わたしのまつやま」のメロディーが流れていました。

それから、数年後。
合併が終わり、酒田市となったので、「わたしのまつやま」はもう誰も知らない歌になったかもしれないと思っていました。
ところが、この松山地区で開かれている「眺海の森音楽祭」に仕事で呼ばれて行ったら、なんとまだ防災無線では「わたしのまつやま」が流れていました。
そして、松山地区の職員の方にお願いされて、この時のコンサートのアンコールでは、「わたしのまつやま」を演奏しました。

さらに、その7年後。
それが、今年ですが、最初に書いたような小学校の統廃合に当たり、新しい校歌をお願いしたいとの依頼を受けました。

松山にゆかりの作曲家ということで、「わたしのまつやま」を作曲した私に依頼があったわけですが、それでも、いくらなんでも、あれからまた年数も経ってるから、「わたしのまつやま」を知ってる人はいないだろうし、増して、子どもたちはきっと知らないだろうと思っていました。

そして、この前の8月末。
新しい校歌について、今度の春にはなくなる3つの小学校の視察、校長先生たち、教育長、松山の地元の方々との意見交換、具体的な打ち合わせなどのために、松山を訪れました。

長くなって来たので、8月の松山の話は、次回へ持ち越し。
続きます。
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プロフィール

りか♪

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。2015年Iron Composer Conpetition(アメリカ)第3位。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学准教授、金城学院大学(名古屋)、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。

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