2015-05-28

生誕80年 兼田敏プロジェクト

行ってきました。
広島ウインドオーケストラ 生誕80年兼田敏プロジェクト。
兼田敏のバラード全曲の演奏です。
指揮は、音楽監督の下野竜也さん。

IMG_7908.jpg


一つのコンサートでバラード全曲を聴くのは初めての体験で、開演前からワクワクしました。

1曲目はパッサカリア、その後バラードは作曲順に演奏されました。
アンコールは、交響的音頭でした。

演奏はとても素晴らしく、時間があっというまに過ぎて行きました。
下野さんの指揮は、すごくスマートで知的な演奏で、兼田敏作品表現の新しい可能性を聴かせて頂けた気がします。

もうひとつ。
こうして並べて一気にコンサートの実際の演奏でバラード全曲を聴いていて、
「あ!先生がいつもしつこく言ってたのはこういうことだったんだ!」とストンと理解できた瞬間が訪れました。

「実際の演奏で、一気に聴いて」

これ、かなり重要。
だって、CDでは何回も聴いて曲は覚えてるし、楽譜だって見てるし。

しかも、これまでは、先生がいつもおっしゃられていた事、理解しているつもりだった。
でも、その瞬間、「私、何にもわかってなかったんだ。先生が大事にしてた事ってこういうことだったんだあ」と初めて実感しました。
(それを、ここで短い言葉で説明するのはとても難しいですが。)

よく聴いて、覚えてしまっている作品の中に、新しい発見をもたらしてくれたのは、やはり、下野さんの指揮と広島ウインドオーケストラの演奏によるところも大きいでしょう。
これが、素晴らしい演奏でなければ、ああいう瞬間は訪れなかったのではないかと思います。


コンサートには、兼田先生の奥様もいらっしゃいました。
先生の奥様とお会いするのは10年ぶりくらいです。
お会いした瞬間に、涙出ちゃいました。
バンドジャーナルの記事を読んで下さっていて、とても喜んで下さいました。

よくいわれる事ですが、あらためて、作曲家っていう仕事はほんとに素敵だなあと思いました。
先生はもう亡くなられてしまったけれど、生きている私達は先生の作品を実際に聴く事ができて、まだ、今でも先生からのメッセージをこうやって受け取る事ができる。
それに、人と人も結びつけてしまう。


当初は、スケジュールがかなりきつくなるので、行きたいけど行けないかも・・・と思っていましたが、ギュギュギュっと無理矢理日をあけて広島まで行って、本当に良かったです。

事務局によると、なんと、北海道から大学生が聴きにきていたそうです。
「プログラムを見た瞬間、これは行くしか無い!と思って来ました」と言っていたそうで、若い学生さんが兼田作品の魅力を知っていてくれるのを、とても嬉しく思いました。




おまけ
広島駅前のコンビににて。
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プロフィール

りか♪

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。2015年Iron Composer Conpetition(アメリカ)第3位。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学准教授、金城学院大学(名古屋)、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。

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