2011-09-13

あれから10年。9.11

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9月11日。

アメリカ同時多発テロから10年が経ちました。

10年前のあの日、私はパートナーと共にイタリアにいました。
ニューヨーク在住の友人から、無事を知らせるメールが来たのが、同時多発テロを知った瞬間でした。

テレビを見ても、私はイタリア語がまったくわからないのでもっぱらインターネットで日本語のニュースをチェックしました。
しかし、今のように、WiFiがばんばん使えたり、常時接続という環境でなく、イタリアのアクセスポイントに電話回線でつないでいたので、課金を考えるとそんなに何度もアクセスはできません。
イタリア語がわかるパートナーに、ニュースを少し解説してもらったりしていました。

アメリカ発着のすべての飛行機を止めたので、帰れなくなったアメリカ人観光客がイタリア国内にも沢山いたようです。

自分がいるのはイタリアで、テロが起こったのは遠いアメリカ。
それでも、ずっと気持ちがざわざわしていて、落ち着きませんでした。

その10日ほど後に帰国しましたが、その時には、到着した時とは比べ物に鳴らないくらい空港の検査がものすごく厳しくなっており離陸も1時間以上遅れました。


帰国後、日本で情報を後追いし、世界情勢や戦争などについての本を読みあさりました。
私はあまりにも無知でした。


その年は、ISCM(International Society for Contemporary Music)のWorld Music Daysが横浜で開催されましたが、このテロの影響で、来日が不可能になった音楽家が少なからずいたと記憶しています。


そして10年後、ニューヨークにて。
9月11日が近づくにつれ、警官やパトカーの数が街に増え、10日には、友人と食事をした帰り、いくつかの道路で検問がはられ、すべての車が止められて職務質問(というのでしょうか?)をされているのを見ました。
うちの最寄り駅は、ビン・ラディン殺害以降、警官がいつもいるようになったのですが、夜帰った時には、もういないか1人か2人いるだけだったのに、10日の夜は改札のところだけでも4人の警官が立っていました。
また、警備がかなり厳しくなるので、必ずパスポートを持ち歩くようにという連絡が、ACCオフィスから届きました。
外国人のパスポート携帯は義務ですが、写真付きのIDを他にも用意していたので、普段はそちらを持ち歩いていたのです。
IDの提示を求められた時も、それらでこれまでは問題ありませんでした。
が、9.11前後だけは、パスポートを持ち歩きました。


うちの最寄り駅は、地下鉄が何本も乗り入れている、乗換駅です。
そのうちの一本は、「World Trade Center」行きです。
NYに来て1ヶ月ほど経った頃、初めて観光らしきものに行ける時間が出来たとき、私が最初に選んだ場所は、World Trade Centerでした。
観光という言葉はおかしいかもしれませんが。

"911 Memorial Preview Site"があり、中に入ってみました。
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写真、遺品などが展示されていて、胸が詰まるような思いで眺めました。

"Lady Liberty"
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“Flag of Honor”(名誉の旗)
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星条旗の紅白の縞の上に、亡くなられた方々の名前がびっしり書き込まれている。
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この記事の一番上にある紺色の旗の画像は、"Official 9/11 Memorial Flag"です。

www.911memorial.org:公式サイト



9月11日は、これまでなかなか時間が合わず会えなかったGranteeとSomと、やっと時間が合ったので、3人で一緒にご飯を食べに行きました。
場所は、Korean Town。
いつも通りハングル語があちこちから聞こえて来て、活気のある様子でした。
待ち合わせた駅も、いつも通りの人出でした。
この日、ダウンタウンの方には行かなかったので、どんな様子だったのかは知りません。
でも、ミッドタウンでは沢山の人が、いつも通りの日常の生活を送っていました。
増してやクイーンズにある私のアパート周辺は、いつもと何も変わりませんでした。

あ、1つだけ変わっていた事がありました。

友人達に会う為、アパートを出たら、自分のアパートや向いのアパートなどで、いくつかの部屋の窓には星条旗が掲揚されていました。
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ちょっとわかりにくいけれど、丸で囲った窓にも、星条旗がありました。
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tag : 2011アメリカ/生活・街

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プロフィール

りか♪

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。2015年Iron Composer Conpetition(アメリカ)第3位。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学准教授、金城学院大学(名古屋)、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。

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