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2011-07-16

USHIO SHINOHARA "Life Painting"

ACC Tokyoのスタッフからお知らせのメールを貰ったので、USHIO SHINOHARA Life Painting に出かけた。
場所はChelseaの"hpgrp GALLERY NEW YORK"
展覧会は、6月9日から7月23日まで。
ACC Tokyoのスタッフから来たメールには、「明日、"Live Painting Performance"がある」と書かれていたので、それを見に行く事にした。

面白そうだと思ったので、全Granteeに転送。
度々このブログに登場しているAngelaが興味を持ってくれて、一緒に行く事に。

ギャラリーには昼過ぎに到着。
中には受付にスタッフが座っているだけで他は誰もおらず、まだ何も書かれていないキャンバスが鎮座。
Ushio Shinohara(篠原有司男)の作品が展示されているので、まずはそれらを見る。
ものすごいパワーが絵から溢れ出ている。
地下鉄、花魁、など幾つかの絵に共通して描かれているものが興味深い。
製作年は今年のものが多い。

地下鉄やNYの場所、スーパーマン、スパイダーマン、自由の女神などは、外国人にも分かるだろうが、花魁は難しいよな~と思っていたら、やっぱりAngelaに聞かれた(タイトルは全て英語で書かれているが、花魁は"Oiran"と書いてある)。
その他にも、色々と質問されたので、日本の「文化」について、説明して行く。

そうしているうちに、一人のおっちゃんがギャラリーに入って来た。テンポ良く次々と言葉を繰り出すそのおっちゃんこそ、篠原有司男その人だった。絵から溢れ出ていたのと同じパワーが篠原さんからも溢れ出ている。
彼はギャラリーの人と打ち合わせをしていたので、私は遠巻きに彼を見ていた。
「ここまで来て人見知りを発揮してどないすんねん!」と自分に突っ込みを入れつつもモジモジしていたら、Angelaが目配せと手振りで「話しかけろ!」とやっている。
勇気を出して話しかける。

「こんにちは」

「お!日本人かい??」

と、会話がスタート。


彼からは次々と力強いパワーと共に言葉が溢れ出し、圧倒されっぱなし。

篠原さん自身も、1969年にロックフェラーのGranteeだった。
ロックフェラーが1963年に設立した「Asian Cultural program」をそのまま引き継いでいるのが現在のACC Asian Cultural Council。
名称は違いますが、昔のロックフェラーのGranteeと現在のACCのGranteeは同じ系統のGrantなわけです。

なので、「ACCのグラントで来ている」という話をすると、すんなりと話が通じる。
(これは今回だけじゃなく、いろんな場面で、ACC Granteeですというと、一気に話が進むことが何度もありました。)
あれこれと話をしている内に
「さて、そろそろ取りかかるか」と篠原さんはキャンバスに向かった。

「今日はさ、フランス革命書くよ。フランス革命の日だからさ」とおっしゃられて、そういえば今日は7月14日だったなと思い出す。

キャンバスに向かった後は、
「この辺にギロチンか。飛んだ首はここら辺かな。」と独り言を良いながら、すごい早さで筆を動かして行く。

私は後ろから見ていた。
小柄な篠原さんの全身に漲るパワー、体の中に留まる事なく次から次へと溢れ出しているパワーに圧倒されてしまい、身動きができなかった。
008_s001.jpg
(撮影はAngela)

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P7141158_s.jpg
P7141161_s.jpg

1時間ほどして「休憩休憩!」と篠原さんがおっしゃって、私たちもなんとなく緊張が緩んだ。

025_s.jpg
日本の漫画で、遠近法のすごく上手いのを見つけたので、成田空港で思わず買っちゃったとか、いろんな話をしているところ。

私とAngelaは、この後夜まで予定が詰まっていたので、ちょうど篠原さんが休憩している時に失礼する事にした。

「Angelaちゃん、リカちゃん、頑張れよ!!」

と言ってくれた。

篠原有司男79歳。
圧倒されっぱなし。

帰宅後、篠原さんについてググってみて、ある動画を見つけた。
なるほど、ほんとにパワフルな人だ。


そういえば、ギャラリーを出た後も、Angelaに篠原さんが独り言で何を言っていたのか聞かれて、一生懸命説明してみた。
Angelaが「リカが一緒だったから、色々説明してもらったり通訳してくれたりして、1人で見るよりもずっとUshio Shinoharaの絵を理解できたと思う。1人だったらきっとここまでは理解はできなかったよ」と言ってくれたのが嬉しかった。
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tag : 2011アメリカ/art

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プロフィール

りか♪

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。2015年Iron Composer Conpetition(アメリカ)第3位。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学准教授、金城学院大学(名古屋)、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。

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