2011-05-27

Jin Hi Kimに会う

もう3週間ほど前の話になりますが、Komungo奏者で作曲家のJin Him Kimさんのスタジオにinterviewにお邪魔ました。

場所は、ニューヨークからMetro-North Railroad(特急)で1時間ほど海沿いを走ったところにあるコネチカット州のBridgeport。
出発のグランドセントラル駅。
P5090592_s.jpg

鉄道での長距離移動は、アメリカに来てから初めてだったので、この日も緊張しました。
ま、1時間半ほどでしたけどね。
最初、指定席なんだか、自由席なんだかよくわからなくて、電車にのってから、近くのおじさんに聞いたら、「どこでも座って良いんだよ。どこに行くの?」と聞かれました。
「Bridgeportです。」と答え、適当に座る。

そして、無事Bridgeport駅。
P5090612_s.jpg

駅が近づいたら、さっきのおじさんが「Bridgeportだよ」と教えてくれた。
私も、路線図を握りしめて、停車駅を確認していたけれど、これで確実。
おじさん、ありがとう!!

駅ホームからの眺め。
P5090613_s.jpg

無事に、駅でJin Hiさんと会う。
この日が初対面。

そして、この日は、韓国から来ていた若い音楽家二人も一緒でした。
P5090615_s.jpg
左はDaegeum(韓国の伝統楽器、横笛)奏者のSeungmin Chaさん。
右はPiri(韓国の伝統楽器、日本の篳篥のような楽器)奏者のGamin H. Kangさん。
(相変わらず、湿度の高いところでは残念な事になっている私の前髪)

色々話していると、Seungminが、
「私は、リカを見かけた事があると思うんだけど・・・」と言い出した。
え?どこで??
そして、判明したのが、少し前に書いた「コンサート会場が閉まったままで高級アパートメントで急遽ライブ開催となった珍事件」の日!
あの日、Seungminもいたんだって!気付かなかったなあ。

そして、話の流れで、先日初めてコンサートで韓国のパンソリを聞いたと言うと、今度はGaminが「コリアンタウンで先月末にあったコンサート?」と言う。
「そうそう!Ye Jinのコンサートだよ」と答えると
「私もいたよ!!」

というわけで、二人とは知らないうちに同じ空間で過ごしていた事が判明。

ちなみに、この二人は韓国政府の奨学金で3ヶ月ニューヨークに滞在。
あと1週間で韓国に帰国するとのことでした。

さて、JinHiさんが、「せっかくだから海を見ましょう」と言って下さってドライブ。
上の3人で写っている写真はその時に撮ったもの。
こんな感じ。
P5090614_s.jpg

アメリカに来てから、ずーっと都会にいるので、これはテンションがあがりました。
海とか山を見たらテンションがあがる、ああ、私はやはり和歌山人。

さて。
Jim-Hiさんのスタジオにて。
この日は、とにかく色々な事を一緒に話しましょうということになりました。
そして、なんと、私は話を伺うだけのつもりでいたのですが、Jim-Hiさんが
「せっかくだから、リカも自分の作品と、あなたが使っている一中節についてレクチャーして!」と・・・。
Jim-Hiさんにお渡しするつもりで、自分の作品の音源は持って行ってあったので大丈夫なのですが、一中節に関する資料等は、アパートに置いて来ちゃったよ。
ってか、英語だよね・・・・.

でもまあ、頑張りました。
自分の作品に着いては、英語で書いた作品解説を思い出しつつ。

私が話して行く中で、Jim-Hiさんからは「自国の伝統音楽を自分の表現に取り入れた創作をする場合、自国の演奏者、観客相手の時には何も問題が無くても、外国人相手だと、なかなか簡単にいかないことが沢山ある」との発言。
そして、その後「作品の説明も勿論、その音楽のニュアンスとか、時間や空間など。例えば、私はこうしているよ」と言って、彼女のオーケストラ作品を、スコアを見ながら聞かせてもらいました。
記譜のあちこちに、いろんな工夫がされていて、とても興味深く楽譜を読みました。

その次は、私以外の3人でセッション。
私は、演奏する物がないので、完全にお客さんになって、楽しみました。
おもしろーい!と思って、楽しんでいると、Jim-Hiさんから
「リカも参加して。リカの意見通りにやってみるから、何か意見をちょうだい」と突然の指名。

「もっと、3人の音程が近づいたらどうかな?
2度とか、もっと近くとか・・・」

即座に、これまでよりも、ずっと近づいた音程でセッションが始まる。
おもしろーい。
Jim-Hiさんも「これいいね!」と言って下さる。

楽しいなあ。
ちなみに、これがKomungo
P5090616_s.jpg
これは、Electronic Komungoです。

Piri
P5090618_s.jpg

Daegeumの写真は撮るのを忘れてしまいました・・・。

その後、Jim-Hiさんの舞台作品「DONG DONG TOUCHING THE MOONS」のDVDを見ながら、解説していただきました。
この作品がすごく面白かった!
そして、何より私が一番聞きたかった「その作品で一番核になっている”音楽以外のアイデア”をどうリアリゼーションして行くのか」ということを、すごく詳しく具体的に説明して下さり、感激!

すごく濃い一日を過ごさせていただきました。
Jin-Hi さんと記念写真。
P5090620_s.jpg


Jin-Hi KimさんのHPはコチラ↓
http://www.jinhikim.com/index.html
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tag : 2011アメリカ/ひと

comment

管理者にだけメッセージを送る

アメリカのスケールの大きさにびっくりです!!
素敵な毎日を過ごしていらっしゃる様子が伺えますねー☆わたしも先生を見習って教育実習頑張らなきゃ!!

No title

>ああ、私はやはり和歌山人。

これ ワロタょ
ウフフフ
ホッとするフレンドリーな空気も和歌山な気がしますゎv-290

素敵な日々で
拝見してて楽しみです




えみさん

ああ、教育実習の季節ですね。例年なら実習で光に返って来た子達は、必ずセシリアに顔を出してくれて、再会するんですけどね。今年は残念ながら・・・。
でも、ま、えみさんとは去年毎週顔合わせたもんね。
実習、頑張ってね!

Re: No title

山の見えないところに住むのは初めてかもです。

和歌山は、海も山も身近でしたから、今でもテンション上がります。
プロフィール

りか♪

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。2015年Iron Composer Conpetition(アメリカ)第3位。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学准教授、金城学院大学(名古屋)、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。

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