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2008-07-20

「101年目からの松平頼則 I」

先週東京にて「101年目からの松平頼則 I」と「アンサンブル・コンテンポラリーα 鈴木生子クラリネットリサイタル 」の2つのコンサートを聴いてきました。

まずは「101年目からの松平頼則 I」。
(以下敬称略)

まずまずのお客さんの入り。
演奏順は作曲された順に並んでおり、大まかながら松平の音楽的な変化なども体感できる。また、プログラムが、松平頼則のプロフィールに挟み込む形で演奏される各作品の解説が挟み込まれる形式で、各作品が松平の生涯のうちどのような時期にどういう関心を持っている頃に書かれたのがわかりやすく、興味深い。
(こちらで読めます→http://d.hatena.ne.jp/Y-T_Matsudaira/

それぞれの作品を興味深く聞いたが、私には特に「ピアノ・トリオ」と「蘇莫者」が面白かった。

「蘇莫者」は以前にも聞いた事があったが、「ピアノ・トリオ」は初めて聞いた。

こんな作品が、埋もれていたなんて!

再演を強く望む作品である。

演奏については、ベテラン勢と若手という演奏者であったが、ベテラン勢はさすがの丁寧な仕事であったし、若手もよく健闘していたと思う。

この演奏会のプロデューサーで友人でもある石塚潤一によると、まだまだ眠っている作品があるとのことで、このシリーズは続けて行きたいとのこと。
彼がこの企画を立ち上げなければ、「ピアノ・トリオ」や「呂旋法によるピアノのための3つの調子」(第2、3曲が当夜が独奏版の世界初演だった)などは、おそらく私にはあまり聞く機会のなかったものであろう。

これだけの企画を立ち上げ、コンサートを成功させた石塚に感謝するとともに、彼の情熱に敬意を表し、今後の企画にも期待する。


な~んて、固い文体で書きましたが、ほんといいコンサートでした。

石塚さん、これからも期待しています!




第24回<東京の夏>音楽祭2008 参加公演
「101年目からの松平頼則 I」
日本音楽史上の奇蹟:松平頼則を聴く ~新古典作品から前衛作品まで~
2008年7月16日 開場:18:45 開演:19:15
杉並公会堂 小ホール

演奏曲目(全曲松平頼則作品):
●「フリュートとピアノのためのソナチネ」(1936)
木ノ脇道元(fl)、井上郷子(pf)
●「ピアノ・トリオ」(1948)
阪中美幸(vn)、 多井智紀(vc)、 萩森英明(pf)
●「蘇莫者」(1961)
木ノ脇道元(fl)
●「呂旋法によるピアノのための3つの調子」(1987/91 第2.3曲は独奏版世界初演)
井上郷子(pf)
●「音取、品玄、入調」(1987)
木ノ脇道元(fl)、神田佳子(perc)
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プロフィール

りか♪

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。2015年Iron Composer Conpetition(アメリカ)第3位。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学准教授、金城学院大学(名古屋)、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。

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