2012-04-28

"2 days & 2 nights" にて初演

いよいよ初演の日です。
お昼12時からホールでリハーサルです。

セッティング中。
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初日のリハーサルの時に楽器に関して思っていたのとかなり違って解釈されていたところがあり、それに関しては相当強く希望を伝えておいた事柄が、当日のリハではきちんとクリアされていて、ホッとしました。

一歩日本から出たら、いろんなことが日本でいつもやっているようにはいかないというのは、昨年のニューヨーク生活でいやというほど味わいました。
今回も、私の希望は私自身がきっちりと漏れなく伝えるしかないわけです。
日本語が出来る人もいないし。
「きっと本番にはちゃんとなってるだろう」なんてことはまず無いと考えなければいけない。
最初のリハーサルで、かなりしつこく「ここはこうじゃなくて、こっち。私はこういう音が欲しい」という事を奏者に伝えました。
もしかしたら、そこまでしつこく言わなくても良かったのかもしれないけれど、やっぱり、さじ加減が解らない以上、強く思いを伝えておかなくては。

当日のリハでは、それもばっちり。
最初のリハーサルの部屋では気になっていたバランスも、ホールに来ればばっちり。

本番が楽しみになってきました。

そして、いよいよこの日もコンサートが始まりました。
お客さん、いっぱい来てくれるといいな。

私の作品が演奏されるのは、「KONZERT–GRAND–SZENE 4/Mini-Mono-Opera 5」というセクション。
このセクションでは、Rupertの歌と、ヴァイオリン、打楽器、ピアノという編成の作品が3曲演奏されます。3曲とも世界初演です。

まずは、チェコ出身でオーストリア在住の作曲家Šimon Vosečekの作品。
ピアノの内部奏法等がとても効果的で、繊細な美しい音楽でした。

そして、私の作品"The Sound of Water from Basho's Haiku"。

最初のリハーサルよりこの日のお昼のリハーサルの方が数段良かったのですが、本番は、もう、比べ物にならないくらい良い演奏でした。
4人の集中力がものすごかった。
私の好きな、ぴりっとした緊張感がホールに張りつめていて、本当にとても良い演奏でした。
感動!!

演奏後、Rupertが舞台に呼んでくれて、挨拶に。
舞台端から、まずは打楽器のCristian Orozkoと握手&ハグ、ピアノのOleksandr Perepelytsiaと握手&ハグ、ヴァイオリンのYevhen Pihulyakと握手&ハグ、
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最後にRupertと握手&ハグ
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・・・そうしたら、Rupertが自分のポケットから私に何かを差し出した。

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カエルの人形!!!!!

今回の作品の中では、有名な「古池や蛙飛びこむ水のおと」も使用したのです。

なんて、粋なんでしょうーーー!!
すごく、うれしかった!!

そして、主催者側からお花のプレゼント。
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このお花を持って来てくれた男の子は、なんと私に「オメデトウゴザイマス」と日本語で。
きっとこの言葉を練習してくれたんだなと思うと、嬉しさ倍増。


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演奏は素晴らしかったし、いろんな心遣いが嬉しかったし、とても幸せな気持ちでした。

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私、本当にうれしそうだなーーー。
右手にカエルを持ってます。

そして、私の後もう1曲ブルガリアの作曲家Tzveta Dimitrovaの作品の初演があり、このセクションのコンサートは終わりました。


休憩時間になると、沢山の人が私のところに来てくれて、「おもしろい曲だった」とか「あなたの作品好きになりました」とかみなさん言って下さって、すごく嬉しかったです。
「サイン下さい」も言われて、びっくり。

舞台をおりたRupertもロビーにやってきたので、RupertとŠimonと共に記念撮影。
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はるばる、ウクライナまで聞きに来て本当に良かった!と思いました。

プログラムの一部です。
クリックで大きくなります。
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2012-04-26

ウクライナ 2日目 フェスティバル開幕!

フェスティバルは、ドイツのN.A.HuberによるClash Music (1988)で幕開けです。
フライブルク音大のパーカッションアンサンブルによる演奏です。

プログラムは、フェスティバル公式HPのhttp://www.anm.odessa.ua/fest/f-main.htmlの、左の方に「Festival 2012 - PROGRAMME」というところのリンクに英語のプログラムのPDFファイルがあります。

少し休憩にホテルに戻ったりもしながら、この日は夜中12時からのコンサートまで聞きました。

すべて、メモをとりながら聞きましたが、少し抜粋して。

まず、私にとって興味深いのは、日本にいるだけだとなかなか聞く機会がなかったり、情報が入って来ない国の作曲家の作品がかなりの数聞ける事でした。

ウクライナの作曲家は勿論、リトアニア、カザフスタン、ベラルーシ、イスラエル、スロベニア、その他。
カザフスタンは中央アジアの国ですが、同じアジアと言っても、日本よりも東ヨーロッパのウクライナの方がはるかに距離的には近いわけです。
(もちろん、ISCMなどに出かければ、もっと沢山の国の現代音楽を聴ける訳ですけど、毎年毎年ISCMに参加するのに現地に行く訳にもいきません・・・)

初日、特に印象に残ったのは、まずはRupertのコンサートでのJuliaの作品。
物語のように、色々なスタイルの音楽が展開して行きます。
本来、私はスタイルが統一されていない音楽はあまり好きではないのですが、この作品にはすごく引き込まれました。
次々と聞こえて来る様々な音(音楽)が実に心地よく、かっこよく、すごく面白い!と思って聞きました。

それから、このアンサンブルはすごく上手い!と思ったのが、ENSEMBLE INVERSPACE。
Maruta Staravoitava (Fl,ベラルーシ/スイス) 、Patrick Stadler (Sax,ドイツ/スイス)、Clemens Hund-Göschel(Pf,ドイツ) 、Max Riefer(Perc,ドイツ)という4人によるアンサンブルです。多分、4人ともすごくまだ若いと思うのですが、個々の技術も素晴らしかったし、アンサンブルもとても上手かった!

真夜中に聞いた、コントラバスのデュオのコンサートも面白かったなー。

それにしても、ホール寒い!
周りを見ると、ウクライナ人はそんなに厚着している風でもない。
オープニングのコンサートの後、ホテルに膝掛けとかマフラーとかカーディガンとか取りに帰りました。
それからは、コート来たまま、マフラーしたままで、さらに膝掛けをかけて、コンサートを聴きました。
ちょっと、怪しい東洋人になっていたかも???

帰りは、夜中になったので一人で帰るのは怖いな・・・と思っていたら、ちょうど隣に座っていた女性が同じホテルに泊まっている、スウェーデンから来ていたフルート奏者Annaで、一緒に帰る事になりました。
その道々色々話しましたが、彼女は日本の能管に興味があるとのことで、色々と日本の話もしました。

そして、ホテルに戻って、今日こそはお湯が出て欲しいと祈りましたが、またまた水しか出ませんでした。
上に書いたみたいに、日本から来た私にはすごく寒い。
またまた、震えながら水でシャワーしました。
2012-04-26

ウクライナ 2日目 街を歩く

ウクライナ2日目。
この日はリハーサルはないので、フェスティバルが始まる時間までは自由時間。
時差ぼけで朝早く目覚めたので、早速昨日の分を取り戻すべく、街を歩く事にした。
まずは、有名な「ポチョムキンの階段」を目指そう。

ホテルを出たところ。
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ホテルの私の部屋から見えていたレストラン「YOKOHAMA」
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公園。
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エカテリーナ2世像
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「黒海の真珠」と言われるオデッサの街はエカテリーナ2 世により港湾建設が開始されたことにより設立。


そして、ようやくポチョムキンの階段に到着。
これは、セルゲイ・エイゼンシュテイン監督による「戦艦ポチョムキン」という映画で、大変残酷なシーンに出て来る階段(このシーン自体は史実とは違うそうです)。

上から見ると、踊り場だけが見えます。
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そして、下まで降りて階段を見上げると、今度は、階段だけが見えて踊り場が見えません。
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おもしろーい。

階段、下まで降りたら、当然上ってあがらないと行けない訳で、息が切れました。ぜーぜー。

こちらは、階段上から見た港と黒海です。
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階段の上にあるリシュリュー公のモニュメント。
初代のオデッサ知事だそうです。
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通りの名前の標識。
まるっきり読めん・・・。
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オペラ&バレエ劇場
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やきとりや
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その後、前日Juliaが教えてくれたスーパーに寄って買物をしてからホテルに戻り、仮眠。

今度は時間通りに起きて、ホテル近くの公園へ。
こんな感じで沢山の人が自分が絵を売ってました。
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お土産物も売ってるけれど、旅先でテンションがあがって、その地名の入ったプレートとか買っちゃっても、後で困っちゃうのでここは冷静に冷静に。
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かわいいマトリョーシカもいっぱい売ってるんだけど、買って帰っても、置くところ無い!!!!と自分を律する。
だけど、やっぱり、何か記念に・・・と思って、マトリョーシカ風の小さいピアスをゲット。かわいい!
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公園から、フェスティバル会場のフィルハーモニーホールへ。
途中で、発見。
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会場入り口です。
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ホール内。
テレビクルーも来ています。
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実は一般のお客さんと思われて、インタビュー申し込まれたんだけど「ウクライナ語喋れないんだけどいいですか?」と言ったら「ああ、じゃあいいです。。。」と言われました。ははは。

オープニングセレモニー。
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午後4時に開幕したら、コンサートは午前3時まであります。

途中、少しホテルに戻って休憩したりしながら、コンサートを聴きました。
2012-04-26

ウクライナ 初日レセプション

(前回の続き)

起きようと思っていた時間を大幅に過ぎて目覚め、慌てて用意をしてレセプション会場に向かう。
さっき、Juliaに教えてもらったスーパーに水を買いに行く時間もなくなっちゃった。
早足で歩いていると、外国ではよく見る、飲み物、パン、お菓子、雑誌などを売っているスタンドが歩道にはいくつもあるので、とりあえずそこでお水を買う事にした。
500mlくらいのお水のペットボトルを差し出すと、スタンドのお姉ちゃんがウクライナ語で値段を言う。
まるっきりわからない。
慌ててホテルを出て来たので、ウクライナのガイド忘れて来ちゃった。
ガイドに簡単なウクライナ語載ってるのにな・・・。しまった。

私は指を出して「指で教えて!」と言うと、彼女が指を左右で6本立てたので、ああ、6グリブナかーと思うと同時に、ちょうどその時にやって来たお客さんの若いお兄さんが、横から「Six Grivna」と言ってくれた。
ありがとーーーー。
というわけで、6グリブナでお水をゲット。

ん?
6グリブナってことは65円くらいやで。
うーむ。確かに、ほんの数日なら100ユーロも替えなくて良いのかも。


そして、オープニングレセプション会場に到着。
このフェスティバルの代表、打楽器奏者で指揮者でもあるBernhard Wulffに会う。
フェスティバルにはフライブルク音大のパーカッショングループも演奏者として参加しているのですが、彼は「日本からの留学生が1人いるよ」と言って紹介してくれた。


こちらは、Rupert(真ん中)とJulia(右)。
RupertはJuliaの作品の演奏もします。
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私の作品のピアノを弾いてくれるOleksandr Perepelytsia。
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この日は、遅くまで盛り上がっていたけど、長旅の後だし時差もあって疲れているので、お開きの前に失礼して、ホテルに帰った。

早くシャワーして寝たいーーー!!と思いつつ帰ると・・・・・・。

ホテルのお湯が出なかった.......orz
震えながら水でシャワー。
髪の毛も水で洗う。
体も水で洗う。
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ま、これもレアな体験です。

という、ウクライナ一日目でした。

ホテルに張られていたフェスティバルのポスター。
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写真が、小さくて見えませんが、私の名前も載っていました。
2012-04-26

ウクライナへ!

ウクライナはオデッサで行われる「the International Festival of Modern Art TWO DAYS AND TWO NIGHTS OF NEW MUSIC/2D2N」で、委嘱作品が初演される為、ウクライナへ行って来ました!
ついこの前アメリカから帰って来たばかりなのに、西へ東へと長距離の移動なので、4月は、どこにいても時差ぼけしているという状態になりました。

ウクライナには、トルコ航空で関空からイスタンブールに飛んで、そこから黒海の上空をびゅーんと北上してオデッサに向かいます。
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いつものことですが、小心者の私は、英語、というよりキリル文字の国に一人で行くということに、突然ビビりだして、出発前は少しナーバスになっていました。
しかし、いよいよ明日出発という時、委嘱者で演奏者のRupert Bergmanさんから「確か明日出発だよね!気をつけて来てね!リハーサルで、みんなリカの作品好きだって言ってるよ」というメールをいただき、いっぺんに前向きになったというゲンキンな私です。はい。

関空はよく使いますが、国際線に乗るのは初めて。トルコ航空初めて。まったく読めない文字ばかりの国へ行くの初めて。
相変わらず、色々初めてのことばかりですが、もっと、重大な『初めて』がありました。
ついに、まったく日本語が使えない状態でのリハーサルを一人でするのだああああああ。
結局、外国での演奏会は、いつも日本人演奏家がいたりなんやかんやと、困った時には日本語で通訳してもらいながらリハーサルしてきたわけですが、今回ばかりは完全に一人。。。。。。。。。。
できるのか、自分。

さて。
トルコ航空でオデッサ到着。
道中、あれこれありましたが、それは別の機会に。
あ、これだけは書いておこう。
トルコ航空の機内食がおいしくて、また次も使いたいと思った。
アメニティも配られて、なかなかのサービスでした。

朝、10時頃オデッサの空港に着く。
迎えが来てるはずなんだが・・ときょろきょろしていると、「リカ!」と呼ばれて、無事合流。
アーシャという若い女の子が迎えに来てくれてました。
そして10時半にはホテルへ。
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その時に12時からリハーサルだと教えられて、あら、心の準備も無いままにリハ突入。

荷物を置いて、準備してから歩いてフェスティバル会場へ。
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ところが裏口がわからない。
ようやく、裏口を見つけて、入ろうとすると止められる。
フェスティバルのリハーサルに来ましたと伝えるも、入り口の職員はウクライナ語(またはロシア語だったかも?)オンリーで、あれこれ喋りまくる。こっちも、しょうがないから、表現をあれこれあれこれ変えて英語で説明する。
お互い、まるで通じない。
2人して「困ったねー」という表情で顔を見合わせる。
そのうち、彼女の口からこのフェスティバルのディレクターである作曲家のKarmellaの名前が出たので「そうそう、それ!!」と言って、ようやく通してもらう。

そして、楽屋口を通してもらったところで、全然中がわからない。
あちこちで聞きまくってるうちに、若いお兄さんに「リカ?」と聞かれた。
「Yes」と答えると、それは、私の曲のピアノを弾くOleksandr Perepelytsia juniorでした。
やっと、リハの部屋へ。
そこでRupertとも初めて対面。
ここまでメールでのやりとりしかしていなかったのです。

そして、後のヴァイオリン奏者Yevhen Pihulyakと打楽器奏者Cristian Orozkoとも顔を合わせてリハ開始。

こういう大掛かりなフェスティバルだと、当日や前日のリハーサルってあまり長い時間がとれなかったりします。
この日も30分弱しかリハーサルの時間がとれませんでした。
優先順位の高いことから次々と頑張って英語で説明してみる。
おお、通じてる。うまくできたかも。
今回の場合は、全員英語が母語じゃないから、かえってシンプルなやりとりになって通じたのかも・・・。

それにしても、Rupertの歌、うまいと聞いていた通り、というか、想像以上で大満足。

私のリハの後は、Julia Gomelskayaという作曲家のリハーサルも聞かせてもらいました。彼女はウクライナ人です。プログラムの経歴を読んで、もしやと思い、私の友人の名前を出して知っているか聞いてみると、やはり彼の事をすごくよく知っているとの返事で、話がはずみまくり。
これまた、お約束の話ですけれど、世間は狭いですね。

Juliaのリハの後、彼女と一緒にホールを出る時、ちょうどこのフェスティバルのartistic directorである作曲家、Karmella Tsepkolenkoに会いました。
Juliaが私を紹介してくれて、ようやくKaemellaとも対面。
「ようこそ。あなたの作品、すごく面白いね!」と言ってくれました。うれしー。

その後、Juliaはホテル近くまで一緒に歩いてくれました。
その途中で、両替の場所、ホテルから一番近い水などを買えるスーパー等を教えてもらいました。
親切だなあ。ありがとう。
両替の時、「どれくらい替えておく?」と聞かれ、何となくいつもの感覚で「100ユーロかな」と言うと、「ノー、ノー!!!絶対にそんなにいらないよ。食事とおみやげくらいでしょ!とりあえず、20ユーロ替えておけば十分だよ!」とJulia。
え?だって20ユーロって2000円ちょっとだよ?
数日滞在するのに、食事やら何やらで2000円で本当に大丈夫?
ってびっくりしたんですが、でも、これはそこに住んでいる人がそういうのだから、日本の感覚でいてはいけませんよね・・というわけで、20ユーロを、ウクライナのお金、グリブナに両替。約200グリブナになりました。

ホテルに戻り、1時間ほど仮眠して、街を歩こうと思っていたのですが、1時間どころか、目覚めたら目覚ましも止めてしまっていて、もうレセプションに行かなければならない時間になっちゃってました。
しまったなー。

続く。
2012-04-25

Antero Winds リサイタル

アメリカでのコンサートの話、リハーサルで止まってますが、すでに、本番も終わり、日本に帰り、そして次のコンサートの為にウクライナに行き、そして、昨日ウクライナから帰国してます。

でも、まずアメリカ書いちゃいます。

Antero Windsによる新作初演、無事に終わりました。
安定感もあり、アンサンブルもとても細部まで行き届いていて、良い演奏でした。
そして、すごく楽しんで演奏してくれているのが伝わって来て嬉しかったです。
若いお客さんが多かったですが、特に、特殊奏法なんかを興味津々という感じで聞いて(見て?)いる学生さんが多かったかな。

実は、木管五重奏って大学2年生の時に習作で書いて以来、まったく書いた事がなかったのです。
管楽器は大好きなんですが、この木管五重奏ってのは私には難しい編成でした。
でも、今回書いてみて、けっこう面白かったのでまた書いてみたいです。

Antero Windsのメンバーとコンサート後に。
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さて。
今回のアメリカ滞在は、前後の仕事の兼ね合いもあり、かなり短いです。
このコンサートが夜終わって、翌朝6時のデンバー発の飛行機で帰国しました。
ウノの車で3時半にボルダーを出ました。
本番の翌朝なのに、早起き(というよりも1-2時間の仮眠のみでした)
サンフランシスコで乗り換えだったのですが、この、乗り換えの飛行機が遅れに遅れて大変!
余裕を持たせて成田で小松行きに乗り継ぐつもりでしたが、結果的にギリギリになりました。
行きは行きで、成田のチェックイン時からかなりあれこれうまくいかず、最後のデンバーに着いた時にはぐったり。
帰りも、このサンフランシスコでの遅延で、ぐったりでした。
とは言え、帰りの飛行機は、3人がけのところで、隣2つが空席だったので、3席使って横になって寝られたので、ラクチンでした。

今回も、3年前と同じく昔の教え子ウノの家に滞在。
お世話になりましたー。

そして、スーツケース1つでアメリカに行ったはずなのに、帰りにはもう1つに持つが増えているという・・・・・。
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ボルダーチップスの箱です。ははは・・・・。

次にアメリカに「帰れる」のはいつかなー。
秋には行くつもりにしているけど、実現しますように!


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ボルダーらしい風景です。

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ボルダーの象徴「フラットアイロン」のふもとまで行きました。

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高台から見下ろしたボルダーの街。
中程に建物がかたまっているところが、コロラド大学ボルダー校です。
2012-04-11

リハーサル

リハーサルの様子を。

私の到着までに、かなり練習を重ねてくれていたようで、リハーサルはサクサク進みました。

英語でのリハーサルですが、ちょこちょこ英語と、言いにくい時にはウノに通訳をお願いしながら。
そこで、初めて気付いた事が。

ここ数年、英会話のレッスンを続けているし、ニューヨークでも9週間だけ英語学校にも(一日2時間だけですが)行きました。
英語の音楽書も読んでみたり、色々がんばってたんですが・・・・。

リハーサルの為の簡単な言葉を全然知らない!!!!!


「3小節目の2拍目!」とか。

そのまま訳せば「third measure」で良いのでしょうが、それで良いのかどうかを知らない。
要は、慣例としてなんと言うのか知らないわけです。


まあ、それはウノに通訳お願いした段階で彼女が「measure three」とか
言ってるので、あ、それでいいのかと思って、それをすぐまねしましたが。

後で聞くと、「third measure」でもかまわないとのことでした。


その他にも、英語としては簡単だけど、用語としてちゃんと知らない言葉が次々出て来ました。
和英辞書にも載ってませんからねえ・・・・。

もう1つ、ちょっと困ったのは音名でした。
どうしてもドイツ音名が先に出て来るのです。
文字(アルファベット)はきちんと頭に浮かんでいるのに、ドイツ語が出て来てしまう。
長年、音名はドイツ音名で読んでたからですね。
書く時には大丈夫でも、実際に喋る時にとっさにでてくるのはドイツ語。
ちょっとややこしかったですね。

さて、演奏ですが。
とにかく、演奏者全員が作品を気に入ってくれているのがよくわかる演奏で、楽しそうに演奏してくれていて嬉しいです。
アンサンブルが、ちょっと難しいかなと思っていた部分も、うまく演奏してくれてました。
もうちょっと、こうして欲しいとか、ああして欲しいとかいう要求にも、すぐに応えてくれる。
それから質問が奏者から次々出て来る。
楽しいです。

明日の本番が楽しみです。

本番は夜で、翌朝6時にはデンバー空港離陸です。
今回の滞在はホントに短いなー。
2012-04-08

到着!

無事に、最終目的地のボルダーに到着しています。
成田空港→サンフランシスコ空港→デンバー空港と、
飛行機を乗り継いできましたが、この間、どういうわけか、
いろんなトラブルに遭遇。
ちょこちょこと、Twitterでつぶやいていましたが、
スタート地点である成田空港でチェックインする時点でトラブル発生。
これが、この行程のすべてを暗示していたのか・・・・。
トラブルというほどのことでもないものもあるけど、一気に記録。


成田空港でチェックイン出来ず、係員まで「なんで、できないの!」といらいらし始めながら何度もトライし、40分かかってようやくチェックインできたとか、
サンフランシスコの空港のイミグレーションは長蛇の列で、まあ、それはいつものことだとしても、入国審査官がちょっととぼけてて「J1ビザの入国ですね」「違います。そのビザは去年で切れてます。」などの、結構何回かとんちんかんなやりとりをしたとか、
リチェックインの後、手荷物検査場の列に係員にチケットを見せてこの列でいいのか確認をとったにも関わらず、もうすぐ私の順番ってところでもう一度チケットの提示を別の係員に求められたら「この列、違うで。あんた、もっとあっち!」と言われ、走らされて、また長い列の最後尾に並び直すはめになり、
おまけに団体に横入りされて、喧嘩したろかと思ったら、私と同じように間違った案内をされていた白人の女の子が係員に私を指しながら「あの女性、飛行機の時間ないんだよ!先に行かせてあげてよ!」と言ってくれて、すんなり入れたりとか(この子は他にも色々親切にしてくれた。ありがとう。名前聞けば良かったな)、
ようやく手荷物検査を抜けて搭乗口まで走って行ってみりゃもぬけの殻で、ああ、乗り遅れたーと思ったら、実は変更されていたとか、
そして、その変更されていたのが、更に遠い搭乗口でまたまた走って、汗だくで息が切れたとか、
そのデンバー行きの飛行機の中で CAさん達が、突然あわただしく動きだし、一人は、小型の消火器みたいなのを持って走るし、機内に緊張が走り、機内放送があったが、もともと、マイクを通した早口の英語って私にはとても聞き取りにくいので、聞き取れたのは「fire(火、火事)」とか「emergency(緊急事態、非常事態)」とかいう単語でびびったり、
デンバーに着陸直前にCAが「着陸してドアがあいたら、まずfireの原因の人物を拘束しに、係員が入って来ます。その間、皆様はお席を立たずそのままでいて下さい」とアナウンスしたり、CAさんの言葉通り着陸して飛行機のドアが開いたら、係員が2人乗って来て、後ろの方の座席まで行った後、若い男の服とか腰をガシッとつかんで連行したり、「ご協力ありがとうございました。みなさま、外に出て大丈夫です」とアナウンスがあり、ようやく、デンバーの土地を踏んだかと思いきや、ゲートからメインターミナルに向かう地下鉄に乗ったら、待てど暮らせど動き出さず、そのうち向かいのホームに、別のメインターミナル行きが来たから、みんなそっちに乗り換えたら、そのとたんに、これまで乗っていた方が発車してしまって一人で「ニューヨークの地下鉄かよ!」と突っ込んでたりとかで、デンバーに着陸してから実際にバゲッジクレームに行くまでに、すごく時間がかかった。

今回も、3年前と同じように、昔の教え子でバスーン奏者のウノが迎えに来てくれている。
心配してるかも・・・と思いつつ、待ち合わせのところまで。

案の定、電光掲示板にはとっくに着陸の表示が出ているのに待てど暮らせど私が出てこないので、どうなってんの??と心配してくれていたらしい。

「こんなで、こんなやったんやでー」と話すと、ウノは
「それは、もしかしたら、機内でタバコ吸ったのかもしれませんねー」と。

もうちょっと、聞き取れたら、何が起こったのか詳しくわかったのになあー。

1つ1つは、なんて事無いんだけど、長時間のフライトの合間に、ちょこっとしたことがこうやって次々と起こると、ぐったり疲れてしまいました。
最後の、拘束された男なんてのは、なかなか体験できないから、貴重な体験したと言えばそう言えなくもないけれども。


そして、ウノの運転でボルダーまで来ました。
ウノの家に滞在です。
時差がきついなあ。
お昼に着いたからですね。

そして、着いた翌日には、すでにリハーサルがありました。
その様子は、また。

コロラド、快晴です。
手に持ってるのは、出発時に小松空港で購入したコマツのブルドーザーD155AX-6のミニカー。
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まずは、スーパーでこの棚をチェック!
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2012-04-07

成田へ!

成田空港に向かう成田エクスプレスの中で、これを書いています。
上のお知らせの欄にも書いてあるように、コロラド州を中心に活動している木管五重奏Antero Windsのリサイタルで委嘱作品の初演があるため、デンバー目指しています。このアンサンブルにはこのブログにたまに登場する昔の教え子ウノが所属しています。

ところで、昨日はAsian Cultural Council のイベント(非公開)で、ピアノを弾きました。
昨年のニューヨークでのリサイタルで初演した自作品を含め2曲。
昨日(4月6日)は、ちょうど一年前にニューヨークに飛び立った日です。
その日に、ACCの関連行事でピアノを弾くということで、ここはやはり、自分がアメリカで得たものの側面を紹介したいと思い久々に自作自演を行いました。
とても楽しかったです!
ACCのニューヨークオフィスのスタッフとも久しぶりに会えたのも、嬉しかったー。

そして今日、またアメリカに向かっているというのが、なんだか不思議な感じ。
今回はデンバーとボルダーのみで、ニューヨークには寄れないのがちょっと残念ですが、まあまた機会はあるでしょう。

思い返してみれば3年前の春、やはり委嘱作品の初演でデンバーに向かいました。
一人で外国に行くのが初めての事だったので、サンフランシスコで飛行機を乗り換えるのが、アメリカに行く数週間前から不安で不安でビビりまくっていました。
英会話の先生にも、不安だ不安だと毎回言って、毎回毎回「Don't be shy!」と言われていたのでした。
あまりのビビりっぷりに、結局演奏者ウノのお母様もそのコンサートに行くというので、わざわざ私と同じ飛行機をとってくれた・・・というヘタレっぷりでした。
うーむ。
あれが、たったの3年前。
ACCのグラントを得て渡米するときは、緊張しすぎて呼吸の仕方を忘れたかと思うほどで、この大食いの私が食欲ゼロという状態で小松空港を離陸したのがたったの1年前。
今思えば、なんだか笑えますが、あの時は、心底びびってたなー。

コロラドでは、前回と同じくボルダーのウノの家に滞在。
前回ロングドライブして、ウノとウノママと3人で珍道中を繰り広げたりしましたが、今回の滞在は短いのでそういう珍道中は無いかな。多分。

仕事の都合で、コンサート本番が夜終わったら、翌朝6時の飛行機でデンバーを出るという慌ただしい滞在です。
でも、とにかく今は初演がとっても楽しみです!!
コロラドからリハーサルの様子等もアップできる時間があるといいなあと思っています。

そしてアメリカから帰国したら、1週間も経たないうちに今度はウクライナへ飛ぶ予定です。体力勝負の4月になりましたが、頑張ります。
プロフィール

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学、金城学院大学(名古屋)、名古屋芸術大学、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。金沢在住(関東、関西、東海、北陸の4つの地方を年中飛び回っている)。
2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。

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