2010-12-18

愛知県立芸術大学 第43回作曲作品演奏会

愛知県立芸術大学 第43回作曲作品演奏会、無事に終了しました。

考えてみれば、結構久しぶりの新作初演です。
前回の作品初演の後は、プレコンポジションに時間をかけようと思って、じっくりとあれやこれやと勉強、思考していたのですが、その成果は3月のコンサートで使うつもり。
今回は、これまでもずっと取り組んで来た、TRACEのシリーズの作品です。
このシリーズも6曲目になりました。
最初の1曲目を書いた時は、こんな長いシリーズになるとは思わなかったなあ。
毎回「そろそろ、TRACEのシリーズも終わりかな・・・」と思っているのですが、いざ、新作を書く段になると、「いやいや、まだ、別のアプローチができるはず」という気持ちが起こって来て、あれこれ思考しているうちに1曲書いてしまいます。

今回の「TRACE V」(6曲目なのに番号が[V]になっているのは、1曲目には[0]という番号がついているのです)は、ヴァイオリン・ソロのための作品です。
演奏して下さったのは、フィンランド在住の江頭摩耶さん。
前日のリハーサルの時点で、特に大きな問題も無く、大変気合いを入れてさらって来て下さったのがわかる演奏で、すごく翌日の本番が楽しみになりました。

リハーサルの時に彼女と色々話したのですが、フィンランドもクラシック音楽の歴史はドイツなどに比べて浅いので、自国の作曲家の作品を演奏会で取り上げるというのは、当たり前のことなのだそうです。
「現代音楽のコンサート」という括りでなくても、普通にプログラムに組み込まれるそうです。
だから、江頭さんご自身も新しい物を弾くのには何も抵抗もないし、当たり前のように弾いて来た、そして、フィンランドで日本人の作品を紹介して来たとのことです。
何とも、頼もしい!

本番当日。

ゲネプロは公開されましたが、私の作品は1回通して、2-3カ所確認して終わり。

そして本番。
会場の緊張感もとてもいい感じ。
江頭さんも素晴らしい緊張感で演奏してくれて、良い演奏でした!

本番の演奏を聴きながら、色々と思い浮かんで来た事もありました。
作曲し終わってすぐは「TRACEのシリーズもそろそろ終わりかな」と思っていましたが、うまく昇華できれば「TRACE VI」が出来るかも・・・・。


終演後。江頭さんと。
二人ともリラックス。
(しかし、背景が散らかり放題・・・・

F1080028.jpg



今回のコンサートは、出品者が色々な手配をしながら本番を迎えました。
私は金沢にいることが多く、ほとんど私以外の3人の学生さん達が動いてくれました。
当日も出品者はそれぞれに仕事が割り振られており、私もドア係やったのですが、これがとんでもなく役立たずな私で、本当に他の学生さん達には手間をかけてしまいました。
うううう。すみません。


コンサートの後の打ち上げも楽しかったです!
F1080024.jpg

みなさん、ありがとうございました。



ところで、本番前のこと。

色々雑用をやり、開演近くなって来たので、そろそろ身だしなみチェックにでも行くか・・・と廊下を歩いていると、前から長久手にいるはずのない人が歩いて来た!!!!!!!!



その人は、友人であり、尊敬している大好きなピアニストの中村和枝さん!!!!!!



中村さんは故郷の伊勢でのリサイタルを数日前に終えたばかり。
何週間か前にちらっと「伊勢のリサイタルの後だし理香ちゃんのそのコンサート行こうかなー」と言っておられた事もありましたが、なんと言っても、伊勢から長久手は遠いしお疲れだろうしと、改めてアナウンスはしていなかったのです。

それなのに、長久手まで来てくれたあ!

後で聞くと、こちらも友人の作曲家で愛知県立芸大の教員、山本裕之さんが中村さんに声をかけてくださったのだそうです。そして、私には黙っていたんだって!
もう、二人とも人が悪いなああああ。

沢山のお客さんに聞いていただけてすごく嬉しかったし、中村さんに聞いてもらえた事もとても嬉しかったです!

少しそのときの様子を、ブログにも書いて下さっています。


そして、せっかくなので記念撮影。
(いまいち、県芸だと解る背景じゃないのが残念ですが、そんなところは講義棟まで行かないとないだろうから、大合奏室内で撮影)
F1080026.jpg

山本さん、中村さん、私です。

この3人が長久手に揃うなんて!

東京に住んでいた頃には、この3人に私のパートナーも一緒の4人が揃うというのは、しょっちゅうあることでしたが、中村さん以外の3人の住居が東京から移ってしまったので、なかなかそういう機会がありません・・・。
寂しい
ああ、そう言えば4人が岩手に揃った事もありました。
懐かしいな。

次の機会には私のパートナーも一緒に揃って、音楽の話、芸術の話、その他の色々な話をして盛り上がりたいなあ。

さて、今作曲しているのは、3月3日に今回と同じく長久手町で行われるコンサートで発表する作品です。
次回は、大学ではなく長久手町文化の家でのコンサートです。
近くなったらまた、お知らせさせていただきますので、皆様、ぜひお越し下さい。


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2010-12-07

コンサートのお知らせ/愛知県立芸術大学 第43回作曲作品演奏会

コンサートのお知らせです。
愛知県立芸術大学 第43回作曲作品演奏会 において、私の作品「TRACE V for Violin」が初演されます。
初演してくださるのは、フィンランド在住のヴァイオリニスト、江頭摩耶さんです。

大学行事であるこのコンサートで、自分の作品を演奏していただくのは実に約20年ぶりです。

当日は、演奏者がチョイスしたフィンランドの作品も演奏されます。


20年ぶりに参加させていただいたこのコンサート、今からワクワクしています。

ぜひ、お越し下さいね!



愛知県立芸術大学  第43回作曲作品演奏会
フィンランド国立シベリウス・アカデミーに学んだ演奏家を迎えて

日時:12月14日(火)  開場18:15 開演18:30
場所:愛知県立芸術大学音楽学部合奏棟大合奏室

入場無料(申込不要、未就学児の入場はお断りすることがあ。ます。)
公開リハーサル16:30- 18:10 (予定)音楽学部合奏棟大合奏室

プログラム
成本理香:TRACE V for Solo Violin(初演)
井上周:感傷的な情景のための音楽「とある海からの交信」 (初演)
伊藤綾野:みつばちのおしごと(初演)
堀内美沙:しっとりとした土の中で(初演)
Aarre Merikanto : Preludio, Intermezzo 
Jaakko Kuusisto : Loisto Op.12 (2000)

演奏
Flute 上原由李
Violin 江頭摩耶
Piano 阿波祐子

主催 愛知県公立大学法人愛知県立芸術大学
企画制作 音楽学部作曲専攻作曲コ-ス
お問い合せ 愛知県立芸術大学芸術情報課TEL 0561-62-1180 (219)
プロフィール

りか♪

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。2015年Iron Composer Conpetition(アメリカ)第3位。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学准教授、金城学院大学(名古屋)、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。

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