2008-08-26

現代音楽セミナー&フェスティバル「秋吉台の夏2008」

「秋吉台の夏2008」の作曲マスタークラスを受講して来ました。


山口県美祢市秋芳町にある秋吉台国際芸術村にて毎夏行われている現代音楽セミナー&フェスティバルです。

現在の体制になってから、3回目の参加です。
昨年は、受講生では最年長。とは言え同じ最年長がもう一人いらっしゃったのですが、今年は単独で最年長でした(汗)。

コンサート、レクチャー、レッスンと充実した1週間です。

レクチャーの様子
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ここでのレッスンは公開レッスンです。
形式としては、受講生が自分の作品の録音をかけて、その作品について受講生自身が説明し、その後、講師陣がコメントをするという形式で一人約45分。
大きな四角に机を並べて受講生、聴講生全員が聞いています。
受講生、聴講生から質問や意見が出る事もあります。

講師は、メインゲストコンポーザーの湯浅譲二氏に、若林千春、田中吉史、徳永崇の三氏を加えた4人体制。

受講生は大学生や大学院生からある程度キャリアのある人まで様々です。

講師陣からのコメントは、やはり若い人には具体的なアドバイスなど、キャリアのある人には更に上を目指すべくかなり厳しい言葉が並んでいたように思います。



ここで、若い学生からキャリアのある人まで一緒に勉強する事によりお互いに得られる事も多いです。

また、何よりも湯浅譲二先生と夜が更けるまで毎夜作曲や音楽の話を直接話せると言うのも得難い体験です。



作曲の講師陣もなかなかに豪華ですが、演奏の講師陣もかなり豪華。
現代音楽シーンにはなくてはならない存在の方々の名前がずらりと並んでいます。
(マリオ・カローリ(Fl)、山根孝司(Cl)、橋本晋哉(Tub)、佐藤佳子(Va)、藤田朗子(Pf)、中山敬子(Pf)、石田美智恵(Pf)、ジョージ・ヴァン・ダム(Vn))

そして、コンサートは、この講師陣による演奏ですからレベルの高い演奏が次々と繰り広げられます。

昨年までは、初日に「オープニングコンサート」と最終夜「クロージングコンサート」の2つのメインコンサートがありましたが、今年はセミナーの中日に「ガラ・コンサート」が一夜開かれました。

ということは、コンサートが減ったのかと思いきや、とんでもない。
毎夜、演奏の講師により「タッチングコンサート」というミニコンサート(90分くらい)がひらかれたので、結局毎晩何かしらコンサートがあるということになりました。


今年は、少し驚いた事に私の母校の後輩達が5人も来ていました。

こういう講習会やセミナーに出かけて、同じ大学の後輩に出会うと言う事がこれまでほとんどなかったので、うれしくなりました。



今回はスケジュールに余裕があったのか、スタッフの方々が、作曲の受講生、聴講生を鍾乳洞&カルスト台地をちょっとだけ見に連れて行ってくれました。
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洞窟入り口
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急いで洞窟内を往復して外に出る。まぶし~。
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思いがけず観光付きのセミナーとなりました。




充実した1週間を過ごして来ました。
色々刺激を受けて帰って来ました。

さあ、今日からまたガンバロウッと。



湯浅先生と記念撮影
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2008-08-13

ご報告とお知らせ

私事ではありますが、この度、第29回入野賞を受賞いたしました

ここ数年間興味を持って取り組んで来た事が一つの評価をいただけたということ、とても嬉しいです。

日本人の受賞は9年ぶりだとのことです。

受賞作品は、12月4日(木)第24回東京シンフォニエッタ定期演奏会「室内オーケストラの領域」(於トッパンホール)にて世界初演されます。この演奏会では、湯浅譲二さんの新作と昨年急逝された江村哲二さんの旧作も演奏されます。

ぜひお運びいただき、ご講評いただければ幸いです。



この数年は、興味を持って取り組んで来た事があるとは言え、色々と迷いや悩みがあり、かなり苦しい時間を過ごしました。

なので、今回の受賞により自分の作品が初演される機会を持てた事を本当に嬉しく思っています。



今回の受賞作品について少しだけ書きますと、江戸浄瑠璃三味線音楽である一中節の数ある作品の内、三味線と笛と浄瑠璃で演奏される「小町少将道行」という作品の構成からインスピレーションを得て書いた物です(ヒントを得たのは構成のみなので、邦楽らしい響きや音型はまったく出てきません)。

十二世都一中先生との幸福な出会いがなければ、絶対に生まれなかった作品です。
都一中先生には心から感謝しています。

また、すぐに弱音をはく「ヘタレ」な私を何かと励ましてくれる友人達やパートナーの支えがあってここまで来ました。
本当に感謝しています。



現在は11月末に東京で初演される予定のピアノ曲の作曲に取りかかっています。
こちらも、近くなったらまたお知らせいたしますので、お越しいただければ幸いです。

今回の事を一つのステップとして、さらに良い作品が書けるよう、頑張りたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。







ーー予告ーー
第24回東京シンフォニエッタ定期演奏会「室内オーケストラの領域」
2008年12月4日(木)午後7時開演 トッパンホール(東京都)
http://www.toppanhall.com/concert/detail/200812041900.html

出演:板倉康明(指揮)、木村茉莉(ハープ)、東京シンフォニエッタ

プログラム
湯浅譲二/新作 委嘱作品(世界初演)
江村哲二/ハープ協奏曲2(2001)
成本理香/「痕跡:小町少将道行」~室内オーケストラの為の(2008)(世界初演)
2008-08-11

楽しい飲み会!

金沢は片町の割烹勝一のご主人、のりさん主催の飲み会に参加しました。
私は2次会から。

最初は、仕事が全然終わらないから行けないかな・・・と思っていたのですが、やってもやっても終わらない仕事にイライラも最高潮になってきたので、気分転換に飲み会にGo!

皆さんは1次会で食べた後なんだけど、私はお昼にうどんを食べて以来何も食べていなかったのでもうお腹ペコペコ。


おなかペコペコで不機嫌最高潮の私に、参加者のお一人がこんなにかわいいお菓子をくれました。
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なんだか、良い事ありそうです。
(光ってしまって見えにくいけれど、お腹には「福」の文字が!)

かわいくて、食べるのもったいな~い!!という気持ちは秒殺。
パクパクっと食べちゃいました。

あと、この日の初体験は、これ
P8100129-small.jpg


どじょうの唐揚げ。

金沢に来てから、スーパーでどじょうを見かけたりすることが多く、ああ、この辺はどじょうを食べるのだなあと思ってはいたのですが、これまで食べた事はありませんでした。

少し苦みがあって、おいしかった~!


参加者の中に、先日の小松でのライブを聴きに来て下さっていた方もいらっしゃいました。





考えてみれば金沢で日付が変わるまで飲むなんて、もしかして初めての体験かも???


すごく楽しかったです!

最初から最後まで笑い通しでした。



みなさん、ありがとうございました!


さあ。
今日からも仕事頑張ろう。

2008-08-09

指導者のためのソルフェージュ教育法講座

8月3日から5日まで、東京の国立音楽大学で行われた「指導者のためのソルフェージュ教育法講座」という講座に参加して来ました。

私自身は小さい頃からソルフェージュのレッスンを受けてきて、得意科目の一つでしたが、ふと考えてみれば「ソルフェージュ」は習っていても「ソルフェージュ教育法」は習った事がない。

習った事はないけれど、自分が大学生の頃から生徒を持ち始めて、同時にその頃から自分でかなり勉強はしてきています。

勉強して来ているとは言え、自分だけで勉強をしているよりも他からの刺激も必要だろうと、講座を受ける事にしました。


講師は国立音大専任講師の今村央子さん。友人でもあります。
今村さんは作曲家であり、又、ソルフェージュも専門に勉強されており、きっと刺激的な講座を受けられるだろうな~とワクワクして参加しました。


実際に受講してみて・・・・。


参加して大正解!!!!


私の頭の中にあるソルフェージュ指導のあれこれが、ぱきぱきぱきっと整理されました。

もちろん、新しい情報も得る事ができました。


今村さんの講義自体もとても良かったです。
ホントに面白かった。

最終日には、実際に国立音大の学生さんが来て、模擬授業も行われました。

それまでの講義で「これは面白そうだな~」と思った「フォルマシオン・ミュジカル」に関して、模擬授業で実際にどのように指導が進められるのかが見られて更に理解が深まりました。


また、講座は3日間あるので、受講生同士の情報交換も進みます。
それぞれがテキストを持ち寄り、どういうテキストを使っているのか、どういう指導をするのか、どういう悩みがあるのかなど、色々な情報を共有しました。

ハンガリーに留学経験のある方のハンガリーでのお話がとても面白かったです。

他には、フランスに留学していた方がおっしゃったこと。
日本にいる時はソルフェージュの授業はとにかく歌えば良いというか、聴音できればよいという感じだったけれど、フランスでのソルフェージュの授業では、みんなそれぞれが専門の楽器を持って来ているのだが、そこでのチェロの人の音色のあまりの美しさに感動した。ソルフェージュの授業で美しい音色や美しい音楽ということを思った事もなかったので・・・。


私にとっても、これはとても印象深い話でした。



グループディスカッションでは、私は「受験生指導」というグループに参加したのですが、かなり具体的な話も出来たのが良かったです。
例えば、四声体聴音の内声がどうしても聞き取れない子の話、旋律聴音で段が変わったら途端に聞き取れなくなる子の話など。


色々と得た事はありますが、今回再確認した事。

ソルフェージュとは、ソルフェージュのためのソルフェージュではなく、音楽のためのソルフェージュであるということ。

私は大学の授業以外では受験生しかレッスンしないので、どうしても目の前の目標(=音大、音高合格)にとらわれがち。
確かに、受験生を預かっている以上は、何としても合格させるのが私の仕事ですから、あまり理想的な事ばかり言っている時間はありません。
それでも、一応は音楽の為のソルフェージュであると言う事を折に触れ生徒達には語って来たつもりですが、もしかしたら、全然足りないかもなーと思いました。


来年の大学での授業に「フォルマシオン・ミュジカル」を取り入れられると良いな~と思いつつ、でも前期しか受け持たないし初心者も多いし、そこまでやる時間はないかな・・・と早くも来年前期の授業に思いを馳せている今日この頃です。
2008-08-05

ライブ終了!

2日のライブ、満員御礼大盛況で無事に終了致しました。
演奏している私も楽しかったです。

ほんとに楽しい時間を過ごせました。
声をかけて下さったコタローシンガーズのあつこさん。
ありがとうございました。

コタローシンガーズのみなさん、共演できて楽しかったです!
ありがとうございました。


また、お花をお送りいただいたnachiさん、御自分の大事なイベント前日にもかかわらず御来場下さった紗麻のミカさん、うれしかったです。ありがとうございました。


そして来て下さった皆様にありがとうございます。


ライブの次の日朝一番の飛行機に乗って東京に来ています。
帰宅してまた時間ができたら、ライブのあれこれ書きたいな~と思っています。



ありがとうございました!!!!
プロフィール

Author:りか♪
和歌山県生まれ。
愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、同大学院修士課程、博士後期課程修了。博士(音楽)。
学部卒業に際し桑原賞(県知事賞)受賞。
現音作曲新人賞などのコンクールに入選する。2008年第29回入野賞受賞。
現代音楽演奏グループ「アンサンブルトゥデイ」のメンバーとしてその解散まで積極的な作曲活動を展開する。また「ing Project」代表として、レクチャーやコンサートの企画を行った。
作品は、ALM RECORDSCAFUA RECORDSよりCDがリリース、ティーダ出版やイタリアのARS PUBLICA社より楽譜が出版されている。
愛知県立芸術大学、金城学院大学(名古屋)、名古屋芸術大学、金沢大学講師。名古屋市立大学芸術工学部研究員。金沢在住(関東、関西、東海、北陸の4つの地方を年中飛び回っている)。
2010年度Asian Cultural CouncilのGranteeに選出され、2011年アメリカ、ニューヨークにて研究調査を行う。

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